みなさんこんにちは今井です。まさかの梅雨明け！？で今年は長い時間暑い日が続きそうですね。

みなさんも熱中症には注意してくださいね！ちなみに熱中症の注意事項を掲載していますのでぜひそちらもご一読ください！熱中症の記事はこちらから

さて、今回の月間テニスフリークは試合における走行距離です！

みなさんはテニスでどれぐらい走っていると思いますか？

どれぐらい走っているか分かることでテニスの競技特性を知ることができもっと上達に繋がってきますよ！

それではトップ選手のデータを元に確認していきましょう♪

トップ選手のデータ

こちらの画像は2015年のUSオープンの準決勝の走行距離のデータです。

データを男女別に分けて挙げていきます

男子

• ノバク・ジョコビッチ11.3Km
• ロジャー・フェデラー6.668Km
• スタン・ワウリンカ10.144Km
• マリン・チリッチ10.896Km

女子

• セレナ・ウィリアムズ4.096Km
• シモナ・ハレプ8.368Km
• フラビア・ペンネッタ7.408Km
• ロベルタ・ヴィンチ5.536Km

何が分かるのか

このデータを見て走行距離だけ見るとランニングとしてはそんなに長い距離ではないように見えます。ただ、テニスはただのランニングではなくストップ＆ゴーを繰り返す俊敏性が求められる競技です。

話は戻りますが、距離を見ればランニングであれば距離はないがダッシュとなると話は違う。

では、この距離はどういうことなのかを説明します。

この走行距離のデータはダッシュの量に換算して初めて凄さがわかります。

ダッシュにするとどれぐらいになるの？

では男子でもっとも多く走っているジョコビッチのデータを元に考えていきましょう。

テニスコートで例えるとベースラインからネットまでの一往復ダッシュは距離にして約24mあります。

ではジョコビッチの走行距離はこの一往復ダッシュに換算するとどれぐらいになるのでしょうか？

答えは・・・466本です！466本ですよ！？半端じゃない数ですよね！？

この数を走ってこいと言われても数が半端じゃなくあるので私は完走する自信がありません・・・笑

まぁ、とはいえども男子のデータは５セットのデータですから参考にするには女子のデータを確認する必要があります。

3セットの場合は？

男子は５セットだったのに対して女子は３セットです。先ほど男子の一番多く走った選手を参考にしましたから女子も一番走った選手を参考にします。

女子で一番走った選手はパレプ選手。距離は8.368Kmです。ではこの距離先ほどの一往復ダッシュに換算すると何本分なのでしょうか？

答えは・・・348本。348本ですよ！？

まぁ、フルセットで試合をしたとして１セット約100本。プロの選手たちは１セットの試合の中で24mダッシュを100本もやってるんですね。ホント驚きです。

データから見る競技特性

では、このデータから何が分かるのでしょうか？このデータは１試合全体で走った距離ですが、テニスは陸上競技ではないので走るだけでは勝つことはできません。走って、更にボールを正確にかつパワフルに打たなければなりません。

ただ多くダッシュができるだけではテニスでは通用しないんですね。大事なのはバランスよくダッシュができるかどうかです。それもたくさん・・・笑

長時間ダッシュし続けられる体力、そして動いても体のバランスを取れるようにするための体幹がテニスにおいてはすごく重要な点となります。

これからウィンブルドンが始まりますが、ぜひフットワークも注目して観戦みてください！

ImageSource:active